オブジェクト倶楽部 2006夏イベント

行ってきました。あとで書く。じゃなくて、引っ越しのため明日からインターネットにつなげなくなるので、今のうちに書いておく。

 羽生田 栄一氏(豆蔵)

ソフトウェアの話から民俗学の話まで広がるところが、さずが羽生田さんという感じです。このくらい広い視野を持って、物事を見極めていきたいものです。まさに「全体感を取り戻せ」ですね。
宮本常一氏の父からの言葉はちょっと泣きそうになりました。
それから、国語能力重要です。CやJavaより重要です。私がいつも新入社員に言っていることと同じなので大変共感できました。エリック・レイモンドも「ハッカーになろう」という文章の中で「母語できちんと文が書けるようになること」と書いていますし。
あと、オブジェクト倶楽部の今回のイベントページの羽生田さんの紹介がちゃんと訓令式になっていることに今気づきました。感動。

  • プロジェクトを成功させる現場リーダーの守・破・離

 岡島 幸男氏(永和システムマネジメント)

印象に残った言葉がありました。CanCam ・・・ じゃなくて、

  • SIというゲームに勝ち残る。
  • SIチームで優先すべきはサクセス。イノベーションではない。
  • 接戦に強い。大負けしない。

SIというゲームには下らないルールがたくさんあって、それを変えるというのは、イノベーションなんだと思います。イノベーションを起こそう、ルールを変えてやろうというのは、高い目標であり、強いモチベーションになると思います。しかし、現場で働く一技術者として考えた場合、もっと現場に根差したもの、つまり日々の業務の中でサクセスを積み重ねていくことが重要ということを改めて感じました。地に足をつけてやっていこうと思います。

 かずひこ氏(ネットワーク応用通信研究所

去年まで関西にいたので、あの頃にRuby勉強会@関西に参加しておくべきだったと思いました。また、タイミングよく関西に帰ったら行きますよ。きっと。
今までriってあんまり使ってなかったけど、便利ですね。本日のお持ち帰りです。

  • パネルディスカッション『変わりゆくソフトウェア開発の中で変わらないもの』

 モデレータ:平鍋 健児氏
 パネラー:牛尾 剛氏、能登原 伸二氏、羽生 章洋氏、三河 淳一氏

パネラーの方々の熱い語りが聞けました。特に、プロフェッショナルの話題で、モチベーションが低くても手が動くという話がグサリときました。そういう意味で、ちゃんと自分のものになっている技術って何だろうって考えたときに、柱になるものをちゃんと持てるようにしようと思いました。
そして、コミュニティの話題に。
価値は人と人の間にある。
「出会い重要」です。
こういったところに参加するようになって1年くらいですが、今日も含めて本当にたくさんの人に出会えて良かったと思います。また、こういった出会いが自分の行動のきっかけやモチベーションの源泉になっていることも事実です。
これからも出会いを多くしていこうと思います。
Participation Ageは加速し続けます。

今回のライトニングトークスにおけるLLな話題の統計。

Ruby 18%
Python 9%
Haskell 9%

Rubyの圧勝でした。\(^O^)/
でも、PyUnitX、かなりいいですね。

出会い重要」の立場としては、懇親会まで参加させていただき、いろんな方とお話させていただけたのが最高のお土産になりました。
そして、RubyKaigiでも思ったのですが、今回もやっぱりスタッフの方がいい。ありがとうございました。特に、朝、平鍋さんが入り口のところで参加者を迎え入れられていたのが印象的でした。
次回からは微力ながらお手伝いさせていただければと思います。