プロジェクトを成功させる 現場リーダーの「技術」
読みました。
- 作者: 岡島幸男
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: 単行本
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普段、ソフトウェアの開発現場でリーダーをやっていて、リーダーという仕事に慣れすぎてしまっていた自分にとって、その仕事の意義を再認識させられました。
この本には
リーダーシップは天性ではない
と書かれています。
以前、とあるリーダーシップの講習会に参加したときに、次のような話を聞いたことがあります。
人間の(広義の)性格には次の4つがあります。
- 気質
- 狭義の性格
- 社会的性格
- 役割性格
気質は生まれつき決まっています。狭義の性格は幼少期に形成されます。社会的性格は成人になるまでに形成されます。男性はたくましく、女性はおしとやかにというのは社会的性格になります。
リーダーシップは役割性格に該当します。役割性格は一定の年齢になれば形成されるというものではなく、その名の通り、与えられた役割をこなしていく中で備わっていくものです。
リーダーシップは天性ではないとは、まさにその通りだと思います。
私が社内で主事という立場に昇格したときに、リーダーの仕事は次の2つだけと言われました。
- メンバーへの仕事の割り振り
- メンバーとの情報共有
その後、「チームリーダーの教科書―図解 フジマキ流 アツイチームをつくる」を読んで、
- メンバーにプロジェクトのビジョンをアツく語ること
を加えて、自分のリーダーの仕事3箇条としていました。
この本を読んで、「管理」というより「演出」っていうところが、すごく響きました。また近々、自分のリーダーの仕事3箇条を追加・変更?するかもしれません。