Ship It!
読みました。
Ship It! ソフトウェアプロジェクト 成功のための達人式ガイドブック
- 作者: Jared Richardson,William Gwaltney Jr.,でびあんぐる
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2006/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 6人 クリック: 101回
- この商品を含むブログ (98件) を見る
この本に書かれていることは、一言で言えば、「ソフトウェア開発心得」だと思います。
曳光弾開発みたいなやり方は開発の初期段階でリスクを下げられるのですごく好きなやり方です。よく「まず骨組みを作って」とか、「細かいところはいいから、上から下までパスを通して」とかっていう言い方をしますけど、名前重要で「曳光弾開発」っていう名前を付けたことに価値があると思います。
それから、「アーキテクチャの設計はグループ作業として行う」はアート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)の「設計とは一連の対話である」とも繋がっている感じがしていて、この辺はすごくガッシュです。そう言えば角谷さんも「全てのプログラマがアーキテクトでなくてはだめだ」と言っていました。
あと、コードレビューとペアプロは上手に使い分けるべきだと思います。コードレビューをすごく頻繁に行っていた時期もありましたが、コードレビューで手戻りが50%を超えるようだと、レビューの指摘事項の修正に時間を取られて新規のコーディングが進まない傾向が顕著になるので、ペアプロの実施を検討した方がいいんじゃないかと思います。