曖昧性とのたたかい
読みました。
- 作者: 名内泰蔵
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2005/03/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「顧客」にも色々ありますよね。例えば、自分が孫請けだとした場合、エンドユーザー、発注者、元請け、二次請けなどです。最近はこの人までは同じ船に乗っているけど、ここからは同じ船に乗っていないなということを考えたりします。(元請け会社のリーダーさんまでは同じ船に乗ってくれたけど、発注会社の担当者の方はまだ同じ船に乗っていないなとか。)
ここで、同じ船に乗っているかどうかは会社を単位にするんじゃなくて、人を単位にして考えるのがポイントだと思っています。(本には漠然と顧客としか書かれていませんでしたが。)最後は人と人なので。
そうそう。昔、どうしても解決できない難しい障害があって、ソースコードとうんうん言いながら睨めっこしているときに、当時のリーダーさんに「どうしたの?」と聞かれて、事情を話すと、お客さんのところへ行ってくれて、1時間後に「あれ、もう解決したから」と言われました。障害票があがってきたからといって慌てふためいて、ソースコードと取っ組み合いするだけが、解決策じゃないっていうことを思い知ったと同時に、最後は人と人っていうことを身をもって実感しました。だって、そのときのリーダーさんはソースコードなんか一切見てませんから。信頼関係とか調整とか根回しとか、すっごい重要。