古典ですけど

昔のことですが、「人を3倍に増員するから、見積もりやり直して」と言われました。(3倍に増員っていう時点でもうめちゃくちゃな話なんですが。。。)まあ、もちろん人員が3倍になっても工期が1/3になるわけではないので、そいう前提で見積もりを提出したら、「なぜ人員が3倍になっているのに工期が1/3にならないんだ!!見積もりに妥当性がない」と散々詰られました。
で、ここ1年くらいの間にも「人を増やすから(それに比例して)工期を・・・」みたいなことを言う人が何人かいて、意外とこの本ってみんな読んでないの?とか思ってしまうわけですよ。

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional computing series (別巻3))

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional computing series (別巻3))

「人月の神話」なんかは、一層のこと、小学校の国語の教科書に載せて欲しいくらいですね。それは、冗談としても大学の情報学科とかでは教科書として使っていたりするんでしょうか?情報学科とかって縁がなかったので分からない。。。
あと、「〜しかない」っていう表現。ちょっと斜に構えて、「〜って言われると、〜って答えるしかないですね。」とかって自信たっぷりに言われると、カチンとくる。
コンサルタントの道具箱

コンサルタントの道具箱

「錠前をおろす言葉」。色んな可能性や解決策をみんなで検討しようっていうときに、こういう言葉を使わないで欲しい。言い回し一つで思考まで制限されてしまうので、気をつけないといけませんね。